京都御池メディカルクリニック[予防医療、検査、がん治療]

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ココロとカラダを整える(続き)

今回も当院で実施しているカラダとココロのコンディショニングについて説明いたします。点滴の際などにお困りの症状をお聞かせいただき、今年度からはその日にボディコンディショニングを受けていただくことが可能となりました。

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本内容はKBSラジオ「さらピン!キョウト」内コーナー「Dr.村西の健康ライフミーティング」内にて 本院院長・村西寛実がお話しした内容をコラムとして掲載しております。

「さらピン!キョウト」番組サイトhttps://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/sara/

コラム内容のラジオ録音  

▶ ボディコンディショニングとは

定期的に点滴をお受けいただいており腰痛を訴えられた患者様に、ボディコンディショニングを受けていただいた例をご紹介致します。仙腸関節というところの捻挫で、施術を受けその場で軽快を実感されてその後も定期的に継続されております。その方はコンクリートの上に立って仕事されており、冷えと立ち仕事で膝や腰に負担が掛かかり、足を引きずってご来院されましたが、帰宅の際には改善しておられました。私自身が色々なアプローチをやっているのは、それが困っている方々を軽快に導く可能性もあるからです。基本的にはまず保険診療を使っての詳しい検査や治療介入等々をご提案しておりますが、それでも改善されずに困っている方には、選択肢の一つとして提案し経過を一緒に診ていきます。

▶具体的な施術内容

例えば腰が痛いという人に対して腰そのものを触るというよりは、ふくらはぎの緊張を緩める施術を最初に行います。ふくらはぎが疲れ緊張すると筋そのものが短縮を起こし、多くの場合反り腰になってしまいます。なぜかと言うと、身体は筋肉の一つひとつが単独で機能しているわけではなく、頭の先からつま先まで一つのシステムを形成しています。ですからこの場合腰痛は結果であり、原因はふくらはぎの緊張ということができます。但し、腰痛の原因は内臓疾患に由来するものや、腰椎そのものの変性なども考えられます。これは私の範疇ではありません。実は専門機関で診察して問題がないけど痛くて困っている方が多い。そういう方はふくらはぎやお尻の筋肉の緊張に由来することが多いです。そこでふくらはぎの筋肉などをファシアリリース、軽擦、圧迫などの手法を用いて緊張を解き、本来の長さに戻してあげると反り腰も治り痛みから解放されます。あと、ふくらはぎが疲れる方、こむら返りを起こす方は大抵、太ももの筋肉が弱っています。腰痛予防改善のためにも正しいフォームでの筋トレが必要です。

▶スマホの使いすぎで起こること

スマホをよく利用される方の肩こりの多くは左側に出ます。それは多くの場合、左手でスマホを持っているためで、左側の肩甲骨周辺の筋肉を酷使することになるからです。更にスマホやパソコンを操作するときはどうしてもうつむきかげんになり、この姿勢が首を支える筋肉に負担をかけます。こうなると首から肩にかけての関節が辛くなり、首や肩のコリだけでなくいわゆる四十肩になる可能性が高くなります。

▶首肩のコリには

ここで注意して欲しいのは、肩というパーツだけにアプローチしてもなかなか効果が出ないということです。場合によっては肩こりの原因がふくらはぎの緊張に由来していることもあります。ですから常に全身にファシアリリースを施術し筋膜の癒着を解放していきます。 四十肩や各種障害を予防でき、身体パフォーマンスが向上して生活の質が上げる、これが目指すところです。

◆カラダに良いとされる食材『豆腐』

ボディコンディショニングは、自律神経の調整というのが健康維持や体調不良の改善にとって重要と考えていまして、今日は自律神経ケアにも有用な食材・豆腐です。脳内で自律神経調整に有用なセロトニンというホルモンの増加に繋がると考えられていますが、難しいことはさておいて湯豆腐を多くの野菜とポン酢でという定番が個人的には大好きです。ぜひお試しください。

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