今皆さんが心配されているのはコロナウイルスのことではないでしょうか。そこに対して日々の暮らしの中でできることは“予防をすること”、感染したとしても症状が悪くならないように“自分のカラダを作ること”に尽きます。そこで大事になってくるのが、“免疫力をあげること”です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本内容はKBSラジオ「ま～ぶる　竹内弘一のズキューン」内コーナー「Dr.村西の健康ランチミーティング」内にて本院院長・村西寛実がお話しした内容をコラムとして掲載しております。

「ま～ぶる　竹内弘一のズキューン」番組サイト

https://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/take/

コラム内容の同録

◆免疫とは何か

免疫はコロナウイルスだけではなく、癌細胞などあらゆる疾患を抑制するものです。免疫は、自然免疫と獲得免疫の２つに分類されます。簡単に言うと、自然免疫は生まれながらに備えている免疫機能でウイルスなどの侵入を入口でストップさせる免疫、獲得免疫は入口を突破されたあとに作動する免疫機能です。ワクチンはこの獲得免疫を人工的に作り出すということです。つまり、ワクチンだけではなく、総合的に免疫力を上げてカラダを守ることが大切です。

◆免疫強化には腸内細菌を整えることが重要

実は、免疫細胞の７０％は腸内に存在するといわれており、腸内細菌は免疫機能と大きくかかわっているといわれています。つまり、食物繊維を食事に取り入れ、発酵食品や乳酸菌のサプリメントを用いて腸を元気にしておくことで免疫力は向上すると考えられます。感染予防という点で、マスク、手洗い、３密を避けるなどはしっかり取り組んで頂いたうえで、腸を元気にする栄養素を摂取することで免疫力をあげておくことも大切です。他には獲得免疫を人工的に作り出すワクチンや、当院でも取り扱っている京都府立大のダチョウ研究から生まれた、点鼻型予防品なども活用し健康を維持していただきたいです。（2021.6現在点鼻薬のお取り扱いを見合わせております）

◆免疫力を向上させる食材は『にんじん』

鼻や気道粘膜などの入口のバリアを強化する、βカロチンというものがにんじん（緑黄色野菜）には多く含まれています。他には、免疫調整作用のあるビタミンDや抗ウイルス作用のあるビタミンCを多く含む、ミカンなども合わせて摂取していただけたらより、効果的です。

尚、「Dr.村西の健康ランチミーティング」は４月の番組改変に伴い、新番組「さらピン!キョウト」内のコーナーとして「Dr.村西の健康ライフミーティング」としてリニューアル予定です。ご期待ください。

KBSラジオ　第二・第四火曜日16：10頃～放送予定