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脱水症状に気を付けるー熱中症対策

新型コロナが日本で広がり始めてからすでに2年が過ぎています。2021年も議論がありましたが、感染者数もあまり多くない現状、今年の夏に関してマスクどうするか、多くの方が様々仰っています。この辺りに勿論明確な解答というのは無いとは思いますが、現状を俯瞰的に見て「熱中症とマスク」について個人的な考えをお話ししたいと思います。
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本内容はKBSラジオ「さらピン!キョウト」内コーナー「Dr.村西の健康ライフミーティング」内にて 本院院長・村西寛実がお話しした内容をコラムとして掲載しております。

「さらピン!キョウト」番組サイトhttps://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/sara/

コラム内容のラジオ録音  

◆梅雨明け、熱中症に要注意の季節 

熱中症というのは熱痙攣、熱疲労、熱射病という感じで重症度によって分類することができるのですが、細かいことはさておき命に係わる状態であるということは皆さんご存じの通りだと思います。当たり前ですが、体内の水分が足りなくなることで熱中症の状態へと移行していきます。熱中症対策として水や塩分を取ることが大切です。

◆気づかない内に脱水症状に…

人間のカラダは体温が上がってくるときに、汗や呼吸に含まれる水分などを含めた不感蒸泄(ふかんじょうせつ)というものによって調整を図っています。呼吸の不感蒸泄というのはイメージしにくいかもしれませんが、犬を暑いところにつれていくと舌を出してフーフー言っているところを想像して頂くと分かりやすいかもしれません。実は人間も、呼吸での体温調整を図っています。そう考えると、マスクを暑いところで付けているとどうなるか。マスクを着用していると吐いた息が外に出て行かず、通常よりジメジメした空気を再度吸うことになるために、気道からの水分の蒸発を弱めて、その結果熱を外に出していくのが抑制されるのではないかと容易に想像がつくかと思います。実際にそういったデータをまとめている方々もいますが、一度ご自身でマスクをした場合としなかった場合で実験をしていただくとすぐに体感としてお分かりになるのではないかなと思います。

◆夏場、外でのマスクは必要?

厚生労働省によると、屋外にいて、身体的距離が取れるときや、会話をほとんど行わないときなどでマスクは必要なく、夏場は熱中症予防の観点からマスクを外すことを推奨されていますね。〈※厚生労働省HP「マスクの着用について」参照〉外を歩く場合にはほとんどの場合でマスクは必要ないだろうというのが私自身の考え方で、自分や自身の家族はそうしています。個人的には、風がある程度吹いているような状況や歩いたり走ったりなど動いている状況だとそこには空気の流れが発生していますし、湿度100%の雨の日などは飛沫も遠くまで飛べないので多少距離が近くても感染リスクは極めて低いと言う風に考えているので、そういった場合には余計に外でのマスクは必要ないだろうと考えています。

この2年以上マスクを着用し続けてきているので外すことに違和感すら覚えている方々もいらっしゃるかもしれませんが、外では問題なく外していただいても良い、というよりも外した方が健康的には良いのではないかと個人的に考えています。この辺りは価値観の問題もあり、マスクを外で外すことを強制することもできないという逆側の視点もありますので無理には・・・というところですが、人体の仕組みを考えると間違いなく熱中症のリスクは高まると考えてよいかと思います。通勤しているとき周囲を見ていますと、マスクを依然として着用継続している方々が非常に多いなというのが私の印象です。外を歩いているとき、大抵の場合には他の方との距離も取れますし、誰かと面と向かって喋っていることも少ないですし、ましてやランニングやウォーキングなどされる場合には熱中症のリスクは更に上がりますのでむしろ外してもらって運動しながら綺麗な空気を使ってたくさん呼吸をして頂ければと思います。

◆カラダに良いとされる食材『スイカ』

夏の定番フルーツです。今回ご説明致しました脱水、熱中症対策として使っていただければと思います。ご存じのとおり、スイカは水分豊富で、エネルギーとなってくれる糖分も含まれていますので熱中症を防ぐ効果があるとされています。昔、田舎の親戚のお爺さんのところに行ったときにスイカに塩(塩分)を無理やり掛けられて、イヤだなと思いながらブツブツ言って食べていた記憶があるのですが、田舎でたくさん遊んで脱水状態になっていた私たち子供への思いやりだったのだなと今になって思います。ぜひ、夏場に登場させていただき暑い夏を健康に乗り切っていただきたいと思います。

 
 

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