《腸活》第2回 腸活で”ある病気”を防ぐ
腸は脳と密接につながっていることをご存知ですか?
腸と脳は、脳神経の1つで唯一腹部まで到達する「迷走神経」で繋がりお互いに強く影響を及ぼしています。これは【腸脳相関】と呼ばれ、常に情報のやり取りをしています。
また、近年の研究では腸が免疫の働きにおいて中心的な役割を果たす器官であることが明らかになってきました。免疫細胞の約70%(小腸50%・大腸20%)は「腸」に生息していることから、腸は最大の免疫器官と呼ばれています。小腸は免疫の要!大腸は腸内細菌の主な畑!です!
そこで、腸、脳、免疫の点から腸活で防ぐことが出来る病気をご紹介します!
♦癌
大腸がんは、日本人が最も多くかかっている癌の一つです。実は私もそうでした。その他の全ての癌も、免疫によってかかりにくくすることができます。つまり、腸内環境を整えることが免疫力アップに繋がります。逆に、免疫力をアップするには腸内環境を良い状態に保ち、免疫細胞などの活性化に役立つ「善玉菌」の割合を高めることが大切です。
♦認知症
近年、腸の不調が脳に影響を及ぼすことが注目され、腸内細菌のコントロールが認知症予防につながるのではと言われ始めています。
♦うつ病
うつ病の人は腸内環境が悪化していることが多いなど、近年腸との関係が明らかになっています。腸が何かの異常をきたし免疫機能が低下すると、脳が一種の炎症状態になりうつ病の原因の一つになると考えられています。
♦アレルギー
アレルギー症状は身体を守るべき免疫が、正しく働かなくなることで発生します。腸内環境が悪いと、免疫力が低下しアレルギーを起こしやすくなります。腸内細菌のバランスを良くすることで症状が改善します。
♦感染症
腸活によって免疫力を取り戻せば、感染症にかかりにくくなります。感染した場合でも、重症化しにくい身体になります。
いかがでしたか?これらは、腸が原因とされている病気です。
腸は身体・心・脳に関わる土台ですから、腸の不調は万病の元と言えるでしょう。
腸内環境を整え、病気にかかりにくい身体作りをしましょう!
腸活にいい食材『ナッツ』
ナッツは、不溶性の食物繊維・ビタミンE・不飽和脂肪酸(オレイン酸)・タンパク質・ミネラルなどの栄養素をたくさん含んでいますので、下記のような効果があります。
- 生活習慣病の予防
- 癌の発症リスクを下げる
- 便秘の改善
- 腸内環境が整う
- 美肌効果
次回は、「腸に良い3つのこと」についてお話ししていきます。