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サプリメントも「合う・合わない」がある?〜自分の体の声に耳を傾けて〜

京都御池メディカルクリニックの健康ヲタク看護師’sです。

サプリメントは、足りない栄養素を補い、私たちの健康や美容を底上げしてくれる心強い味方です。しかし、当院で提供している「栄養解析」を通して、私自身が実際にサプリメントを取り入れ始めて痛感したことがあります。

それは、サプリメントにも「好転反応」や「副反応」があり、体質やその時の体調によって、適切な量や飲み方は千差万別であるということです。

今回は、栄養療法を実践してきた私の体験談や関わらせていただいた患者様を通して学んだことを皆さんにも共有して、正しい栄養療法を取り入れてもらえたらなと思います。
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1. 私の失敗談:良かれと思った「摂取量」が負担に

栄養解析の結果に基づき、私はまず「ビタミンD」と「亜鉛」の摂取を始めました。しかし、実践してすぐにここで一つ目の壁にぶつかります。初めて亜鉛を指示通りの量で飲んだ直後、吐き気に襲われてしまったのです。

「体に良いはずのものが、なぜ?」と疑問に思い詳しく調べたところ、亜鉛は胃粘膜を刺激しやすい性質があり、特に空腹時に摂取すると吐き気を催しやすい人が一定数いることが分かりました。私の場合、胃腸の粘膜がもともとデリケートだったため、標準的な摂取量でも体が「今は受け入れられない」というサインを出していたのです。

さらに、鉄分の摂取を始めた際にも変化がありました。鉄を飲み始めてしばらくすると、顔の肌が荒れてしまったのです。当時は日焼けをした直後だったこともあり、原因を特定するのは難しい状況でしたが、鉄の摂取によって細胞の代謝(ターンオーバー)が急激に促進されたことが、一時的な肌の揺らぎとして現れたのかもしれません。

この話から栄養療法は悪いものと感じてしまうかもしれません。しかし、そうではありません。
栄養を入れればいいではなく、人それぞれキャッチできる器のサイズや形、性質が違うことを私自身で体感しました。
もし同じようにサプリメントの摂取で気分が悪くなった、肌が荒れた、頭痛がする、お腹の調子が悪いなどの症状が出た方は飲み方や量、体質の違いが原因かもしれません。

2. 「指示通り」よりも大切なのは「体の声」

これらの経験から学んだのは、血液検査の数値や一般的な「推奨量」はあくまで一つの目安に過ぎないということです。

私たちの体は機械ではありません。その日の消化吸収能力、ストレス度合い、睡眠不足、女性であれば生理周期など、さまざまな要因でサプリメントに対する反応は変わります。私の場合、含有量が高いサプリメントは一度に吸収しきれず、過剰反応として体に負担をかけていたことに気づきました。

そこで私は、一旦摂取量を減らし、飲むタイミングを食後に変えるなど、細かな工夫を重ねました。焦らずに、自分の身体が「心地よい」と感じる量まで調整していったのです。

しかし、「心地良い」と感じることはとても難しいことですよね。プロのアスリートや舞台に出る方は体感できるかもしれませんが、一般の方には難しいことだと思います。すぐに実感できるものでもないかもしれません。しかし、栄養が満たされると確実に身体や心は変わってくれます。栄養不足が原因で起きている症状は意外と身近なものです。病気がなければ健康ではなく、自分が自分らしくいられる状態を維持することが健康だと思います。最近疲れやすい、身体が重い、食欲がない、肌荒れが治りづらい…そんな心の声に耳を傾けて、思い当たる方はまずは血液検査から始めましょう。数値化して症状と併せて見てみましょう。専門の医師と私たち看護師も、皆様の体の声をしっかりサポートしていきます。

3. 体と対話した先に見えてきた変化

自分の体の声に耳を傾け、無理のない範囲で継続した結果、嬉しい変化が現れ始めました。

今では、長年悩んでいた生理痛が驚くほど楽になり、肌の状態も年間を通して安定しています。無理に詰め込むのではなく、体との対話を優先したことで、栄養が本来の役割を果たしてくれるようになったのだと感じています。

栄養摂取は基本的に口から行われています。消化吸収の過程で栄養は私たちの臓器や細胞へ運ばれます。肌は1番外側の臓器になるので見た目の変化は1番最後に実感するかもしれません。みなさんはどんなことにお悩みですか?なんとなく健康のために飲んでいるサプリメントであれば見直しが必要かもしれません。サプリメントを飲んでいても身体や心の変化がわからないと迷子になっている方も飲むタイミングや消化吸収に問題があるかもしれません。思い当たる方は、一度血液検査で栄養状態を評価するのも良いかもしれません。
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4. 皆さまへお伝えしたいこと

この体験はあくまで私の一例であり、すべての方に同じ反応が出るわけではありません。しかし、もし皆さまがサプリメントを飲み始めて「なんだか調子が悪いな」「胃が重いな」と感じることがあれば、それは決して気のせいではありません。

大切なのは、自分の体の微細な反応を無視しないことです。「せっかく買ったのだから飲まなければ」と無理をする必要はありません。

当院では、単に数値を改善するだけでなく、皆さまが毎日を心地よく過ごせることをゴールとしています。飲み方のご相談や、摂取量の細かな調整など、気になることがあればいつでもお気軽にお声がけください。あなたの体が発する小さなサインを、一緒に読み解いていきましょう。

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