がんと向き合っておられるすべての方へ
今日は血中循環がん細胞(Circulating Tumor Cell: CTC)と再発リスク、高濃度ビタミンC点滴がもたらす可能性について簡単にお話ができればと思います。
がんは「完治」や「寛解」という言葉で一旦の区切りがついたように見えても、その後も心や体に影を落とし続ける病であると個人的には捉えています。特にがんを経験された方や現在治療中の方にとって、“再発”や“転移”は常に意識せざるを得ないテーマとなっています。
近年、「血中循環がん細胞(CTC)」という概念が注目を集めています。これは、がん細胞が血管内に入り込んで全身を巡っている状態を捉えるというもので、がんの再発や転移のリスクを事前に予測するひとつの指標として期待されています。
■ CTCとは何か?そして何が分かるのか?
CTCとは、原発巣からがん細胞が血流中に侵入し循環している状態を指しています。
これは通常の画像検査や腫瘍マーカーでは発見されにくい「微小ながん活動の兆候」を早期に察知できる可能性があります。このため、がんの「見えない再発リスク」を評価する新しいアプローチとして期待されており、特に乳癌、大腸癌、前立腺癌については複数の報告を認めています。。
- 治療終了後の再発リスクチェック
- がん家系などハイリスク者のスクリーニング補助
- 代替・補完医療の効果判定の一助
血液検査という比較的低侵襲な方法で何回でも評価できる点は大きな利点といえます。
■高濃度ビタミンC点滴がもたらす可能性
一方で、補完代替療法として世界的に臨床利用されているのが「高濃度ビタミンC点滴療法」です。
高濃度ビタミンC点滴は体内に静脈投与された際に通常のサプリメント摂取では到達しない血中濃度に達します。その結果、以下のような抗腫瘍作用が期待されることが研究ベースで示唆されています:
- 酸化ストレスを利用したがん細胞のアポトーシス(自然死)誘導
- 正常細胞の保護と免疫調整
- QOLの向上(疲労軽減、食欲・気力の改善)
また、高濃度ビタミンCは副作用が非常に少ないため既存の標準治療と並行して実施することが可能です。
■当院でできること
当院では、CTC検査に加え、個別の状態に合わせた高濃度ビタミンC点滴療法のご提案を行っています。検査により得られたデータをもとに、生活習慣、免疫力、抗酸化力などを総合的に判断し、がんと向き合う一人ひとりに最適なケアプランをご提供いたします。
- CTC検査(国内外の検査機関と提携)
- 高濃度ビタミンC点滴(25g~50g以上対応)
- 栄養・代謝・ホルモン状態の包括的評価とサプリメント補充
- 医師との継続的なカウンセリング・フォローアップ
再発を「待つ」のではなく、「見えないリスクに備えておく」ことはココロにもカラダにも大きな安心をもたらします。
がんと向き合うすべての方にとって、より前向きに、より希望を持って生きるための選択肢として、CTC検査と高濃度ビタミンCは点滴エビデンスこそまだまだ蓄積が少ないものの確かな価値を持つものと考えています。
検査を受ける受けない、点滴を受ける受けないに関わらず何か気になる点がある方は、ぜひ一度カウンセリングにてご相談ください。最適な選択をサポートしたいという風に考えています。