京都御池メディカルクリニック[予防医療、検査、がん治療]

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痛みに対する幹細胞培養上清液の効果

1月もだいぶ寒くなってきました。昨年から当院トレーナーの與田に付いてもらい続けていた各種トレーニングも順調に進み、1km6分を切って走れるようになってきたのですが、12月中旬に怪我をしてしまいました。記録が伸びていくのが嬉しく、トレーナーのメニュー外で欲をかいてスピードを出したり距離を走ったりなどして、少し調子に乗ってしまいました。その後十分な練習はできておりませんが、このまま大会を迎えることになりそうです。

それはオーバートレーニングのせいかトレーニング中に痛みが走り、その部位の腫脹疼痛がひどく歩くこともままならない状況になりました。翌日から静岡での学会参加のためどうしたものかと考え抜いたうえ、幹細胞培養上清液の局所投与を試すことにしました。当院グループ(りんくうメディカルクリニック、東京銀座メディカルクリニック)では関節痛や筋肉痛、腰痛に対する幹細胞培養上清の局所投与が奏功した症例の経験が複数あり、その抗炎症作用にも注目しています。エクソソーム点滴については昨年他院で死亡事故があり、その利用や適応については十二分に注意を払う必要がありますが、当グループはりんくうメディカルクリニックに併設している細胞培養加工施設(CPC)において、適切な培養条件や検証を繰り返し行っており、患者様へは十分な説明と理解のうえで用いています。

怪我直後は痛みと腫れがあり歩くことや足を上げること自体も難しい状況でしたが、その部位を中心に脂肪由来幹細胞培養上清液を局所投与したところ、腫れは引かないものの30分後くらいに痛みは2~3/10くらいまで減少し、歩くことが可能となりました。また翌日からあった静岡での学会出張にも問題なく参加でき、無事発表を終えました。

ただこの局所投与は一気に治る魔法のようなものではなく、ある程度の痛みや違和感は数日間続きました。この怪我の影響でしばらく安静を余儀なくされ、12月末には少しずつトレーニングやランを再開しましたが、バランスを崩した状態のため他部位への影響も出てしまいました。

今回学んだことは、脂肪由来幹細胞培養上清液の局所投与が、痛みの急性期に効果を発揮する可能性があること、一方でそれは万能薬では無くそれのみで治癒することは難しいこと、また調子のいい時こそ調子に乗らず客観的に自分自身の状態を把握していくこと、やはり自己流でやらずトレーナー等の客観的な評価を加えていくことの重要性です。

最近は365日、24時間のスポーツジムなどもあります。いつでも時間があるときにトレーニングできる利便性では勝るものはありませんが、そこで実践している運動が本当に正しい方法なのか?あるいはそのやり方に怪我の懸念は無いのか?効率的に効果を上げることができているか?そういったことを医療機関併設である当院パーソナルジムでサポートすることができればと考えており、次回コラムではそんな話ができればと思っています。

https://kyoto.krg.or.jp/prevention/stemcells/(幹細胞培養上清)

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