検査Lox-index検査
Lox-indexとは?
Lox-indexとは脳梗塞・心筋梗塞発症のリスクを評価する最新の指標
この検査では血液中に隠れている動脈硬化を引き起こす原因物質‘’変性LDL‘’とそれを血管の壁に取り込み動脈硬化を進ませる“LOX-1”というタンパク質の量を調べています。
過去10年以上の研究結果からLOX-index値が高い方は脳梗塞、心筋梗塞の発症率が高くなることがわかっています。
Lox-indexが高いとどうなるのか
Lox-index値が高い場合、動脈硬化が進行して血管がつまるおそれが高くなります。Lox-index値が高いと脳梗塞のリスクは3倍、心筋梗塞のリスクは2倍になると考えられています。
変性LDLとLOX-1の増加を促進する要因
- 喫煙
- 過度の飲酒
- ストレス
- 運動不足
検査方法
1回の採血(約2mL)で脳梗塞・心筋梗塞のリスクを検査することができます。
画像検査は動脈硬化が進行しないと脳梗塞を見つけることはできませんが、Lox-indexでは動脈硬化が進行する前の段階で脳梗塞のリスクを調べることができます。
検査をお勧めしている方
- 家族に脳梗塞、心筋梗塞の既往歴のある方
- 脳梗塞、心筋梗塞の発症に不安がある方
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病の既往歴がある方
- 肥満の方
- 40歳以上の方
上記の方々の現時点でのリスクを評価し、生活習慣改善や運動習慣の指導、点滴やサプリメント、水素吸入などの予防医療をご提案いたします。
(参考文献)
1. Clinical Chemistry 56:4 550-558 (2010)
2. Heart and Vessels volume 33, pages9–16 (2018)
3. Chem. Res. Toxicol. 2020, 33, 4, 975–981
4. Cardiovascular Diabetology volume 19, Article number: 33 (2020)
検査の流れ(当院での治療は通院してお受けいただいております)
STEP-1 カウンセリング・問診医師が状態を診断し、検査内容について詳しくご説明致します。
STEP-2 検査実施検査のために、約2ml採血いたします。
STEP-3 結果説明当院へ検査結果が到着次第、医師より結果をご説明致します。
結果によっては、追加の検査や定期的な経過観察などをご提案いたします。